■理事長ご挨拶

ご挨拶
平成 17 年 10 月に開催された日本摂食障害学会理事会にて理事長に選出され、身に余る光栄であると同時にその重責を痛感しています。
この会は平成 9 年に末松弘行先生を中心に日本摂食障害研究会として発足しました。 8 回目の研究会が九州で開催された時、学会への移行が了承されました。平成 17 年 10 月に第一回日本摂食障害学会が大阪で開催され多くの参加者を得、成功裡に終わりました。第二回は平成 18 年 9 月に東京で開催予定です。
まだ学会が発足したところで、会員数は多くありません。一方、欧米では Academy for Eating Disorders 、 European Council on Eating Disorders 、 Eating Disorders Research Society など摂食障害に関する学会が開催されています。私は毎回これらの会に参加していますが、世界中からの摂食障害の研究、診療に関係する治療者や研究者が集まって活発な討論が行われています。日本摂食障害学会もこれらの学会に引けをとらない会に発展していくことを強く願っています。
理事長としていくつかの目標を設定しています。
摂食障害の患者数は、欧米では減少傾向にありますが、わが国では残念ながらここ 5 年間に 3 〜 5 倍に増加しています。また遷延例が増加しています。一方、摂食障害の治療者は不足しています。そのため、治療者の育成が重要課題です。認定医や認定療養士の制度を検討中です。
摂食障害患者は多くの診療科を受診します。また、医師のみでなく心理士、看護師、養護教諭などのチーム医療が必要です。そのためネットワークの構築も重要な課題です。また国立の摂食障害治療センターの設立も望まれています。この学会がこれらの社会的ニーズに少しでもこたえられるよう努力したいと思っています。
会員にとって有益な学術集会を企画・運営し、表彰制度を充実させ、ニュースレター発行やホームページを充実させるために、まず財政的基盤を確立させなければなりません。会員の皆様方をはじめ関係各位にはいっそうのご支援を賜りますよう紙面をお借りしてお願い申し上げます。
|